中国でLINEは使える?使えない理由と、ローミング・eSIM・VPNでLINEを使う方法と注意点
中国への出張や旅行で、家族や会社とのLINEが途切れないか心配な方に向けて、出発前の準備と現地での対処をまとめました。
このページのリンクからサービスを購入すると、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。紹介料は順位に影響しません。 順位の決め方

答え
中国でLINEは使えますか?
いいえ、中国本土のホテルのWi-Fiや現地の携帯会社のSIMでは、2026年10月時点でLINEは使えません。LINEへの通信は2014年7月から中国の回線で遮断されています。日本の携帯会社の国際ローミングや、出発前に日本で入れておいたVPNを通せば使える場合がありますが、どちらもLINEが使えるという公式な保証はありません。
- LINEを最新版にし、トーク履歴をバックアップする
- 携帯会社の海外ローミングの対象と条件を確かめる
- 日本でVPNを契約し、LINEが使えるか試しておく
- 中国ではローミングかVPN経由でLINEを開く
- どちらも届かない時は、国際ローミングの電話やSMSで連絡する

中国でLINEが使えるかどうかは、通信が中国本土の外から出るかどうかで決まります。日本の携帯会社の国際ローミングや、出発前に入れておいたVPNなら届く場合がありますが、どちらも保証はありません。このページでは、つなぎ方ごとの違い、出発前の準備、VPNを使うと捕まるのかという法律上の注意点、症状別の対処を順に説明します。
中国本土のWi-Fiや現地SIMではLINEは届かない
中国本土のWi-Fiや中国の携帯会社のSIMでは、LINEの通信が遮断されるため、メッセージも通話も届きません。カナダの研究機関Citizen Labは、2014年7月2日から中国でLINEの機能が妨害されたと報告しています。
Citizen Labの調査によると、中国の回線ではLINEのサーバーの名前を問い合わせると偽の接続先が返され、通信を強制的に切る信号も送られていました。トークのデータの送り先、画像の取得先、スタンプショップまで影響を受けたと記録されています。同じ調査は、原因は分からないものの、中国でもLINEを普段どおり使えた利用者がいたと記しています。
中国の回線からLINEに届かない理由
スマホ
LINEアプリを開く
中国の回線
ホテルWi-Fi・現地SIM
ネット検閲
グレートファイアウォール
LINEのサーバー
ここまで届かない
米国の人権団体Freedom Houseの2024年の報告書も、LINEを中国で遮断されているサービスの一つに挙げています。VPN会社のSurfsharkも、2026年6月更新の日本語の解説記事で、中国ではLINEのメッセージの送受信や通話が正常にできない場合があると説明しています。
- トーク。メッセージを送れず、相手からのメッセージも受け取れない
- 音声通話とビデオ通話。トークと同じくインターネットを通るため、つながらない
- 写真やスタンプ。2014年の調査では、画像の取得先とスタンプショップも遮断の対象だった
LINEが使えるかは中国でのつなぎ方で決まる
中国でLINEが使えるかどうかは、スマホをどの回線につなぐかで決まります。中国の回線をそのまま使うと遮断されますが、通信の出口が中国本土の外にある日本のローミングやVPNなら届く場合があります。主な方法を表で比べます。
| つなぎ方 | LINEは使える? | 費用のかかり方 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ホテル、カフェ、会社のWi-Fi(VPNなし) | 使えない | 施設の利用条件による | 中国の回線を通るため遮断される。ログイン画面が出る場合は先にログインする |
| 中国の携帯会社のSIM(VPNなし) | 使えない | 現地で回線を契約する | SIMは実名での登録が義務づけられている。中国本土の番号はLINEの電話番号認証に使えない |
| 日本の携帯会社の国際ローミング | 使える場合がある(保証なし) | 契約中のプランのデータ量か、日数や時間単位の定額 | 各社ともLINEが使えるとは案内していない。日数や容量による速度制限がある |
| 旅行者向けeSIM(後から書き込むSIM) | 商品による | 日数や容量ごとに購入する | 「LINE・Google利用可」などの記載を確認する。データ専用ならSMSは受け取れない |
| 出発前に日本で入れておいたVPN(Wi-Fiや現地SIMと組み合わせる) | 使える場合がある | VPNの契約が別に必要 | 中国は認可のないVPNを制限している。急につながらなくなる日もある |
| WeChat(LINEの代わり) | 使わない(代わりの連絡手段) | 使う回線の通信量がかかる | 相手にも入れてもらう必要がある。外務省は盗聴の可能性に注意を促している |
表のうち、ローミングとVPNでLINEに届く理由は同じです。どちらも通信が中国本土の外にある出口からLINEのサーバーに向かうため、中国の回線での遮断を受けにくくなります。
ローミングやVPNでLINEに届く経路
スマホ
日本のSIMかVPNアプリ
中国の回線
現地の基地局やWi-Fi
国外の出口
日本の携帯会社・VPN
LINEのサーバー
届く場合がある
ローミングとVPNは、片方が使えない時の予備にもなります。短い出張ならローミングを主に使い、ホテルのWi-Fiで写真や動画をやり取りする時にVPNを使う、という組み合わせも考えられます。
ahamoやau海外放題のローミングならLINEが届く場合がある
日本の携帯会社の国際ローミングなら、VPNを使わなくてもLINEが届く場合があります。ただしahamo、au、ドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルの公式ページに、中国でLINEが使えるという記載はありません。各社の対象地域と利用開始の方法を確かめておきましょう。
通信機器大手のEricssonは2026年9月の記事で、従来の国際ローミングでは海外での通信も契約先の携帯会社の網に戻す「ホームルーティング」が一般的だと説明しています。同じ記事は、通信の出口を渡航先の近くに置く新しい方式も紹介しています。出口の場所は携帯会社の設計しだいなので、ローミングなら必ずLINEに届くとは言えません。
| 携帯会社・サービス | 中国本土の扱い | 利用開始の方法 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ahamo(海外データ通信) | 対象の91の国・地域に中国、香港、マカオを含む | 申込み不要。渡航先でデータローミングをオンにする | 海外で最初に使った日から15日を過ぎると最大128kbpsになり、帰国してデータ通信をするまで解除されない |
| au海外放題(au、UQ mobile) | 対象の国・地域に中国を含む | 専用アプリで予約するか、渡航先で利用を開始する。24時間単位 | 利用時はiCloudプライベートリレーなどのVPN関連サービスをオフにするよう案内している。オンのままだと予約、利用開始、残り時間の確認ができない |
| ドコモ(世界そのままギガ、ドコモ MAXなど) | 渡航先ごとの対象はドコモの対応エリア検索で確認する | 世界そのままギガは「ドコモ海外利用」アプリで予約か開始。ドコモ MAXなどはデータローミングをオンにする | 国内プランのデータ量を使う。渡航先の法令や事業者の約款による制限には責任を負わないとしている |
| ソフトバンク(海外あんしん定額) | 対象に中国を含む(定額国L) | 到着後に届くSMSから専用サイトにアクセスし、プランを選んで開始する | 開始の手続きはWi-Fiをオフにし、iCloudプライベートリレーとVPNもオフにして行う |
| 楽天モバイル(海外ローミング) | 対象の107の国と地域に中国、香港、マカオを含む | 渡航前に日本で楽天モバイルの回線につないでおく | 海外用の高速データ容量を使い切ると最大128kbps。Rakuten Linkの認証は出国前に国内で済ませる |
ドコモは海外サービスの利用条件で、渡航先での通信サービスは現地の法令や通信事業者の約款で制限されることがあり、その点に責任を負わないとしています。利用するサイトや送受信するメールの内容によっては渡航先の法令に触れるおそれがあるとして、注意を促しています。
ahamoの15日の制限や、auの24時間単位の定額を考えると、長期の滞在をローミングだけでまかなうのは難しくなります。駐在や長めの出張ではVPNを主な手段にし、ローミングは予備と考えるのが現実的です。
旅行者向けeSIMでLINEが使えるかは商品しだい
旅行者向けeSIMでLINEが使えるかは、商品ごとの通信の経路によって変わります。中国本土の外から通信が出る商品なら使える場合がありますが、中国の回線をそのまま使う商品では遮断されます。購入前に販売ページの記載を確かめてください。
eSIMは、スマホに後から書き込むデジタルのSIMです。大手旅行会社の記事では、上海に3年赴任した筆者が、海外のSIMカードなら規制を避けられる場合があると紹介しています。同じ記事は、レンタルWi-Fiなら「VPNあり」や「LINE・Googleなど利用可能」と書かれたものを選ぶよう勧めています。
- LINEやGoogleが使えると書かれているか。記載のない商品は、LINEに届くかどうかを判断できません。
- SMSを受け取れるか。LINEは、データ通信専用のSIMやSMSに対応しないプランでは電話番号の認証ができないとしています。
- 日本のSIMと同時に使えるか。LINEの認証番号を受け取れるよう、日本の携帯番号は解約せず、eSIMと並行して使える状態にしておきます。
eSIMとVPNは一緒に使うこともできます。eSIMでLINEが届かない時は、eSIMの回線のままVPNをつなぐと、ホテルのWi-Fiと同じようにVPN経由でLINEに届く場合があります。
VPNは日本を出る前に入れてLINEで試しておく
VPNでLINEを使うなら、契約、インストール、接続の確認まで日本で済ませておく必要があります。Surfsharkは、中国では公式サイトにアクセスできない場合があるとして、出発前に契約とインストールを終えるよう勧めています。
- 日本でVPNを契約し、持って行くスマホとパソコンにアプリを入れる。
- アプリにログインし、ログイン用のメールアドレスとパスワードを控えておく。
- 日本で一度接続し、VPNの動作確認ツールで正しくつながっているかを見る。
- VPNにつないだ状態で、LINEのトークと通話が使えるかを確かめる。
- 難読化(VPNの通信を通常の通信のように見せる機能)の設定場所を確認する。
- VPNアプリとLINEを最新版に更新してから出発する。
ExpressVPNは中国向けの日本語ページで、つながらない時にプロトコル(通信を暗号化する方式)を順番に切り替えるよう案内し、ページをブックマークして最新情報を確かめるよう勧めています。Proton VPNは、日本、香港、シンガポールなど近い地域のサーバーが速い可能性が高い一方、ブロックされている場合は遠いサーバーも試す必要があるとしています。
Proton VPNは、中国で常に使えると保証できるVPNは存在しないと明言しています。2社目のVPNかProton VPN Freeを予備に入れておくと、急につながらなくなった日にもLINEを使い続けやすくなります。各社の詳しい比較は中国で使えるVPNの比較にまとめています。
ExpressVPN中国向けの手順あり
日本語の中国向けページで、つながらない時のプロトコルの切り替え順を案内している
€2.49/月(約440円)
Proton VPN無料版を予備に
Stealthプロトコルを無料版でも使え、LINE用の予備として入れておける
€3.49/月(約620円)
Surfshark近い接続先を案内
日本語の中国向け解説で、香港や台湾のサーバーを中国からの接続先の候補に挙げている
€2.49/月(約440円)
LINEは出発前に最新版にしてトーク履歴を残しておく
LINEは、出発前にアプリを最新版にし、トーク履歴のバックアップと登録情報の確認を済ませておくのが基本です。中国で端末が故障したり紛失したりしても、日本で準備しておけば同じアカウントに戻しやすくなります。
- LINEとスマホのOSを最新版にする。
- LINEに登録した電話番号とメールアドレスが今のものか確かめ、パスワードを再登録する。
- トーク履歴をバックアップし、バックアップ用のPINコードを登録する。
- 大切な写真や動画は、LINEのアルバムか端末に保存する。
LINEヘルプによると、バックアップ用のPINコードを登録しておくと、バックアップができない場合やOSが違う端末に移る場合でも、直近14日間のトーク履歴を自動で引き継げます。
電話番号の認証に使えるのは、日本、韓国、台湾、香港、タイの携帯電話会社の番号です。固定電話、050番号、データ通信専用SIM、Wi-Fi専用端末では認証できません。認証が利用できない地域から操作すると、「お住まいの国⋅地域ではSMS認証を利用できません」と表示されるとLINEは説明しています。
LINE通話も、ローミングかVPN経由なら使える場合がある
LINEの音声通話とビデオ通話も、メッセージと同じくインターネットを通るため、中国の回線では使えず、ローミングやVPN経由なら使える場合があります。通話中はデータを使い続けるので、回線の速さや安定性の影響を受けやすくなります。
楽天モバイルは、LINEの無料通話で1分あたり約0.3MB、ビデオ通話で1分あたり約5.1MBのデータを使う目安を示しています。海外で使えるデータ量に上限があるプランでは、ビデオ通話を長く続けるとその上限に早く達します。
- 通話の前に接続を確かめる。VPNアプリで接続中になっているかを見てから発信します。
- 近いサーバーを選ぶ。このページのVPNの項目で触れたとおり、日本や香港など近い地域のサーバーから試します。
- 大事な話は電話に切り替える。国際ローミングの電話やSMSは、海外データの定額とは別に料金がかかるのが一般的です。楽天モバイルは、Rakuten Linkアプリなら日本の番号との通話が無料だと案内しています。
VPNでLINEを使うと捕まる?中国の規定と処罰の例
中国の規定は、認められていない経路での国際接続を個人にも禁じており、VPN経由でLINEを使うことも処罰の対象になり得ます。公表されている処罰の例は中国国内の利用者や事業者に関するもので、旅行者が処罰されないという保証もありません。
| 資料 | 対象 | 書かれていること |
|---|---|---|
| 国務院「コンピュータ情報ネットワーク国際接続管理暫定規定」第6条、第14条 | 組織と個人 | 国の公衆電気通信網が提供する国際出入口以外の経路での国際接続を禁止。違反すると公安機関が接続の停止を命じ、警告や罰金を科すことができる |
| 工業情報化部の通知と担当者の記者への回答(2017年1月) | 国際通信の資格がない企業や個人 | 承認なしに専用線(VPNを含む)を設けたり借りたりして、国境を越えた事業活動をすることを禁止。主な対象は無断で国際通信の事業を行う者で、業務で必要な企業は認可事業者から専用線を借りられる |
| Freedom House報告書(2024年) | 中国国内の利用者 | 2023年8月、海外企業の仕事に認可のないVPNを使ったプログラマーが罰金を科され、その収入を没収された。VPNの利用に刑事罰が科された例もあると記載 |
| 外務省 安全対策基礎データ(2025年4月更新) | 渡航者 | 空港で携帯電話やパソコンの中身を検査されることがある。WeChatなどのSNSや電子メールも盗聴の可能性を意識して使うよう注意 |
Surfsharkは日本語の解説記事で、政治的な目的などを除けば、旅行者を含む外国人がVPNの使用だけを理由に処罰された事例は一般的には確認されていないと書いています。ただしこれはVPNを販売する会社の説明で、取り締まりが行われないことの保証ではありません。
渡航者が気をつけたい法律は、VPNに関する規定だけではありません。外務省は、中国が2023年4月に反スパイ法を改正するなど、「国家安全」に関わる対策を強めていると指摘しています。「国家安全」に危害を及ぼすとされる行為は、拘束や刑罰の対象になる可能性があるとも注意しています。
このページは法的な助言ではありません。出張や駐在では、勤務先の情報システム部門や法務部門の方針に従ってください。日本国内での扱いは日本でVPNは合法かで説明しています。
香港とマカオは中国本土とは扱いが違う
香港とマカオは、日本の携帯会社のローミングでも中国本土とは別の地域として扱われ、香港はネットの規制も本土と違います。Freedom Houseの2025年の報告書は、中国本土のネット検閲の仕組みは香港にはまだ適用されていないと記しています。
ahamoや楽天モバイルの対象地域の一覧でも、香港とマカオは中国とは別の国・地域として載っています。LINEの電話番号認証に使える番号にも、香港の携帯電話会社の番号が含まれています。
一方で、香港から陸路や鉄道で中国本土に入ると、そこから先のWi-Fiや現地SIMは中国本土の回線になります。本土に入る前に香港でVPNの接続を確かめ、必要な連絡をLINEで済ませておくと落ち着いて移動できます。
中国でLINEが使えない時は症状から原因を絞る
中国でLINEが使えない時は、症状を見ると原因の多くを絞り込めます。中国の回線による遮断、VPNの切断、認証番号の受け取り方、ローミングの制限のどれに当たるかを確かめ、順に対処してください。
| 表示される症状 | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| メッセージを送れない、相手からのメッセージが届かない | ホテルのWi-Fiや中国のSIMなど、中国の回線でLINEの通信が遮断されている | 国際ローミングに切り替えるか、VPNにつないでからLINEを開き直す |
| VPNにつないでいたのに、急にLINEが届かなくなった | VPNの接続が切れたか、VPNの通信が見分けられて遮断された | VPNアプリで接続状態を確かめ、プロトコルやサーバーを変える。直らなければ予備のVPNかローミングに切り替える |
| LINE通話がつながらない、途中で切れる | VPNやローミングの通信が不安定か、遠いサーバーにつないでいる | 日本や香港など近いサーバーにつなぎ直す。大事な話は国際ローミングの電話に切り替える |
| ホテルのWi-FiでLINEもほかのアプリもつながらない | Wi-Fiのログインが済んでいない。キルスイッチ(VPNが切れた時に通信を止める機能)や自動接続がログイン画面の表示を妨げることがある | VPNを一度切り、ログイン画面が出る場合はログインを済ませてから、VPNをつなぎ直す |
| LINEの認証番号(SMS)が届かない | データ通信専用のeSIMだけを使っている、日本のSIMをオフにしている、海外番号からの着信を拒否している | 日本の番号でSMSを受け取れる状態にする。届かなければ認証番号の入力画面で「通話による認証」を選ぶ |
| 「お住まいの国⋅地域ではSMS認証を利用できません」と表示される | LINEは、認証が利用できない地域から操作した場合の表示だと説明している | 中国にいる間は引き継ぎや電話番号の変更を避け、帰国してから日本で行う |
| au海外放題やソフトバンクの定額を開始できない | VPNやiCloudプライベートリレーがオンのまま操作している | VPNとプライベートリレーをオフにしてから開始の操作をする。auは、オンのままだと予約、利用開始、残り時間の確認ができないとしている |
| ローミング中に写真や動画が送れないほど遅くなった | ahamoは海外で使い始めて15日を過ぎると、楽天モバイルは海外用の容量を使い切ると最大128kbpsになる | 各社のアプリで残りのデータ量と制限の状況を確かめ、Wi-FiとVPNの組み合わせに切り替える |
VPNそのものがつながらない時の確認手順は、VPNが繋がらないときの対処法にまとめています。ホテルのWi-Fiを使う時の注意点は公衆Wi-FiとVPNのガイドで紹介しています。
LINEの代わりにWeChatで連絡する場合の注意
このページのeSIMの項目で触れた旅行会社の記事は、LINEの代わりにWeChatを第一に勧め、LINEとほぼ同じように使えると書いています。同じ記事は、外国人の利用が急に制限される可能性にも触れています。WeChatで連絡するなら、日本にいる家族や同僚にも出発前にアプリを入れてもらう必要があります。
- 家族との連絡。LINEを主にし、届かない時はWeChatか国際ローミングの電話に切り替える
- 仕事の連絡。勤務先が認める連絡手段を確かめ、機密情報は会社の方針どおりに扱う
- 緊急の連絡。国際ローミングの電話とSMSは、データ通信が使えない時の手段になる
よくある質問
- ahamoなら中国でVPNなしでLINEを使えますか?
- 使える場合がありますが、保証はありません。ahamoの海外データ通信は中国を対象に含み、渡航先でデータローミングをオンにするだけで使えます。ただしahamoはLINEが使えるとは案内しておらず、海外で最初に使った日から15日を過ぎると速度が最大128kbpsに制限されます。
- au海外放題で中国からLINEは使えますか?
- 使える場合がありますが、保証はありません。au海外放題は中国を対象に含む一方、LINEが使えるかどうかには触れていません。なおauは、au海外放題を使うときはiCloudプライベートリレーなどのVPN関連サービスをオフにするよう求めており、オンのままでは予約や利用開始の操作ができないとしています。VPNは、ホテルのWi-Fiなどで使う予備として用意しておくと安心です。
- ソフトバンクや楽天モバイルでも中国でLINEは使えますか?
- どちらも中国を海外ローミングの対象に含みますが、LINEが使えるとは案内していません。ソフトバンクは海外あんしん定額の利用開始時にVPNとプライベートリレーをオフにするよう求め、楽天モバイルは海外用の高速データ容量を使い切ると最大128kbpsに制限します。
- 中国でLINEの引き継ぎや機種変更はできますか?
- できない場合があるため、日本で済ませておくのが確実です。LINEの電話番号認証は日本、韓国、台湾、香港、タイの携帯番号が対象で、データ通信専用SIMでは認証できません。認証が使えない地域では「お住まいの国⋅地域ではSMS認証を利用できません」と表示されます。
- 無料VPNでも中国でLINEを使えますか?
- 無料で試せるのはProton VPN Freeですが、メインではなく予備と考えてください。Proton VPN Freeは検閲を避けるためのStealthプロトコルを使える一方、接続先のサーバーは選べず、現在地から最速の無料サーバーに自動でつながります。選び方は無料VPNの安全性も参考にしてください。
- LINE Payは中国で使えますか?
- 使えません。日本国内のLINE Payは2025年4月30日までに順次終了し、LINEヤフーは国内の送金と決済のサービスをPayPayに一本化すると発表しています。中国での支払いに使う手段は、出発前に別に確かめておいてください。
- 中国から日本の家族とLINEで話すには、どの方法がよいですか?
- 短い滞在なら国際ローミング、長い滞在ならVPNを主にして、もう一方を予備にする組み合わせが現実的です。どちらも中国でLINEが使える保証はないため、届かない時のために国際ローミングでの電話やSMSも連絡手段として決めておきます。
順位の決め方
このページで紹介するVPNは、記事のテーマに合う機能(対応するプロトコル、アプリの設定、返金保証)を各社の公式情報で確認して選んでいます。 評価方法の詳細(英語)
このページの出典(26件)
- Citizen Lab「Asia Chats: LINE and KakaoTalk Disruptions in China」(2014年7月10日)
- Freedom House「China: Freedom on the Net 2024」
- Freedom House「Hong Kong: Freedom in the World 2025」
- 外務省 海外安全ホームページ「中華人民共和国(中国)安全対策基礎データ」(2025年4月23日更新)
- 中国 中央網絡安全和信息化委員会弁公室「中華人民共和国計算機信息網絡国際聯網管理暫行規定」(1997年改正後の条文。2024年の国務院令第777号による改正は機関名の変更のみで、第6条第2項の禁止と第14条の罰則は変わっていない)
- 中華人民共和国工業和信息化部 信息通信管理局の担当者による「互联网网络接入服务市场」整理の通知についての記者への回答(2017年1月、通知の内容を含む)
- ahamo「海外データ通信」(対応エリア、15日経過後の速度制限)
- au「au海外放題」(対象の国・地域、24時間単位の利用)
- au「海外でご利用の際のご注意」(au海外放題の利用時にVPN関連サービスをオフにする案内)
- ドコモ「世界そのままギガ」
- ドコモ「WORLD WINGのご利用にあたって」(渡航先の法令や約款による制限)
- ソフトバンク「海外あんしん定額」(定額国L、利用開始時のVPNとプライベートリレーの扱い)
- 楽天モバイル「海外ローミング・国際通話・国際SMS」(対象の107の国と地域、データ利用量の目安)
- Ericsson Blog「Ericsson On-Demand delivers Roaming Breakout with 5x download speed boost」(2026年9月、ホームルーティングの説明)
- LINEヘルプセンター「電話番号の認証ができない/認証番号(SMS)が届かない」
- LINEヘルプセンター「【新しい端末に変える前に】LINEアカウント引き継ぎで必要な事前準備」
- LINEヤフー「日本国内における「LINE Pay」サービス終了に関するお知らせ」(2024年6月13日)
- Surfshark 日本語ブログ:中国でVPNを使う際の解説記事(2026年6月更新)
- ExpressVPN「中国でExpressVPNに接続できない場合」(2026年2月4日時点の更新情報)
- Proton VPN「中国でのProton VPNのご利用について」
- H.I.S. 旅行記事「中国で使えないLINE・Googleなどに代わるアプリはこれ!」(2024年5月更新)
- ExpressVPN「ExpressVPNの返金ポリシー」(2026年10月6日更新)
- Proton VPN ブログ「新しいVPNプロトコル「Stealth」で検閲を打破」(2022年10月公開。Free planを含む全プランで利用可能と説明)
- Proton VPN サポート「Proton VPN Free planをご利用中のお客様がサーバーを変更する方法」(無料版は最速の無料サーバーに自動接続)
- NordVPN ヘルプセンター「NordVPNを使用しながらキャプティブポータルのあるWi-Fiネットワークにログインする方法」
- 中国政府網(国務院公報)「国務院関於修改和廃止部分行政法規的決定」(国務院令第777号、2024年3月10日公布、2024年5月1日施行)