VPNが遅い・重いときの改善策:夜の速度低下、サーバーとプロトコルの選び方、正しい速度の測り方
VPNをつなぐと動画が止まる、夜になるとページがなかなか開かない。そんなときに、どこで遅くなっているかを順に確かめるためのガイドです。
このページのリンクからサービスを購入すると、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。紹介料は順位に影響しません。 順位の決め方

答え
VPNが遅いときは、何を試せばいいですか?
VPNが遅いときは、東京か大阪の混んでいないサーバーに替え、プロトコル(暗号化の方式)をWireGuard系かLightwayにするのが近道です(2026年10月時点の各社の案内)。夜だけ遅い場合は、光回線の従来の接続方式であるPPPoEの混雑が原因のことがあり、混雑を避けやすいIPoE(v6プラスなど)を使えているかを確認します。ただし、元の回線が遅ければVPNの設定では改善しません。
- VPNを切って速度を測り、元の回線の速さを知る
- 東京か大阪の負荷が低いサーバーに替える
- プロトコルをWireGuard系かLightwayにする
- Wi-Fiの周波数帯と回線の接続方式を確認する
- 同じ条件で数回測り、遅ければサポートへ

VPNの速度は、まず元の回線の速さで決まります。日本の光回線では、従来のPPPoE接続(IDとパスワードで認証してつなぐ方式)が利用者の集中する夜の時間帯に混みやすく、VPNの通信もその影響を受けることがあります。このページでは、回線、サーバー、プロトコル、Wi-Fiの順に原因を絞り込み、効果のある設定と正しい速度の測り方を説明します。
VPNで少し遅くなるのは暗号化と経由地のため
VPNを使うと速度が少し落ちるのは、通信を暗号化する処理と、VPNサーバーを経由する遠回りが加わるためです。どれだけ落ちるかは、元の回線の速さ、サーバーまでの距離、サーバーの混み具合で変わります。
VPN(通信を暗号化し、別のサーバーを経由してネットにつなぐ仕組み)は、今使っている回線の上に暗号化されたトンネルを作ります。VPNの速度を決める主な要因として、Protonは元の回線の速さを挙げています。VPNなしで遅い回線は、VPNをつないでも遅いままと考えてください。
- 暗号化の手間が加わる。送る前に暗号化し、受け取ったら元に戻す処理が増えます。Surfsharkによると、暗号化には帯域幅(一度に流せるデータの量)がわずかに使われ、暗号化の方式が複雑なほどその量が増えます。
- 経由地が1か所増える。通信はいったんVPNサーバーに届き、そこからサイトへ向かいます。寄り道の分だけ、応答までの時間(遅延、ping)が延びます。
- サーバーが遠いほど遅れる。接続先が遠いほど遅延が大きくなり、途中の回線トラブルにも遭いやすくなるとProtonは書いています。
- サーバーの混雑も響く。同じサーバーに利用者が集中すると、全員の速度が落ちることがあります。近いサーバーでも、混んでいれば遅くなります。
どこで遅くなっているかは区間ごとに分けて考える
VPNが遅いときは、端末、Wi-Fi、光回線、VPNサーバー、サイトのどこで詰まっているかを分けて考えると、効く対処が見えてきます。図で色を付けたWi-Fi、回線、VPNサーバーは、各社のヘルプや回線事業者の解説でよく原因に挙がる区間です。
VPNの通信が通る経路と、遅くなりやすい区間
端末
アプリ・暗号化の処理
Wi-Fi
周波数帯・置き場所
回線
PPPoE/IPoE・夜の混雑
VPNサーバー
距離・負荷・方式
サイト
動画・ゲームの配信元
切り分けの基本は、VPNを切ったときとつないだときの比較です。NordVPNのヘルプも、VPNに接続せずに回線の状態を確かめること、同じネットワークのほかの端末でも遅いかを見ることを挙げています。症状ごとの主な原因と対処を、下の表に整理しました。
| 表示される症状 | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 夜の時間帯だけ、VPNをつなぐと極端に遅い | 光回線のPPPoE接続が混雑しているか、VPNサーバーの利用者が増えている | 回線の接続方式を確認し、近くの別のサーバーに替える。昼と夜に測って比べる |
| VPNを切っても遅い | Wi-Fiの電波が弱い、回線自体が混んでいるなど、VPN以外に原因がある | ルーターに近づくか有線LANで試し、ONU(自宅に置く光回線の終端装置)とルーターを再起動する |
| 自動で選ばれたサーバーだと遅い | 現在地から遠い国や、混雑したサーバーにつながっている | 東京か大阪を手動で選び、負荷の低いサーバーに替える |
| OpenVPNのTCPを選んでいて、全体的に遅い | TCPは確実さを優先する方式で、UDPより遅くなりやすい | WireGuard系(NordLynxなど)、Lightway、OpenVPN UDPを順に試す |
| ルーターから離れた部屋や別の階だけ遅い | 5GHz帯や6GHz帯は壁や天井に弱く、距離で電波が弱くなりやすい | その部屋では2.4GHz帯に切り替えるか、中継機を検討する |
| セキュリティソフトを入れてから遅くなった | ウイルス対策ソフトやファイアウォールが、VPNの速度に影響している | 一時的に止めて比べ、VPNアプリを除外リストに登録してから保護を戻す |
| iPhoneで動画の画質が上がらない | 省データモードがオンで、アプリがストリーミングの品質を下げている | Wi-Fiかモバイル通信の設定で、省データモードをオフにする |
| ルーターにVPNを設定したら、家じゅうが遅くなった | ルーターのCPUが、暗号化と復号の処理に追いついていない | 端末ごとにVPNアプリを使うか、処理能力の高いルーターを選ぶ |
夜だけ遅いなら光回線のPPPoE混雑を疑う
夜になるとVPNが遅くなるなら、光回線のPPPoE接続の混雑が原因のことがあります。総務省の集計では、固定回線のダウンロード通信量は19時から21時の時間帯にピークを迎えます。VPNの通信も、回線から見ればほかの通信と同じく混雑の影響を受けます。
NTTのフレッツ光と、その回線を使う光コラボには、PPPoE(IDとパスワードで認証してつなぐ従来の方式)とIPoE(認証の手順を省いてつなぐ新しい方式)の2つの接続方式があります。NTT東日本の解説によると、PPPoEの通信は網終端装置(NTTの回線網とプロバイダの間にある設備で、自宅の機器ではありません)を通り、利用者が集中する時間帯にここが混みやすくなります。IPoEは網終端装置を通らず、VNE(IPoEの接続を提供する事業者)の設備を経由するため、混雑の影響を受けにくいとされています。
注意したいのは、IPoEが基本的にIPv6(新しい形式のアドレスを使う通信の規格)向けだという点です。多くのサイトが今も使うIPv4(従来の規格)にIPoEでつなぐには、「IPv4 over IPv6」に対応したルーターとプロバイダの契約が必要だと、NTT東日本は案内しています。v6プラスやtransixは、このIPv4 over IPv6の代表的なサービス名です。VPNサーバーへの接続がIPv4で行われる場合、この設定の有無でVPNの通信が通る道も変わります。
| 接続方式 | IPv4の通信の通り道 | 混雑の受けやすさ | VPNの通信への影響 |
|---|---|---|---|
| PPPoEのみ | 網終端装置を通る | 利用者が集中する時間帯に受けやすい | VPNの通信も網終端装置を通る |
| IPv6はIPoE、IPv4はPPPoEのまま | IPv4は網終端装置を通る | IPv4の通信は受けやすい | IPv4で接続するVPNには混雑の影響が残る |
| IPv4 over IPv6(v6プラス、transixなど) | IPoEでVNEの設備を通る | 受けにくいとされる | 網終端装置を通らない。VNE側の混雑はあり得る |
自宅の接続方式を確かめる方法
- ルーターの管理画面を開き、インターネットの接続方式(PPPoE、v6プラス、transixなど)の表示を見る。
- プロバイダの会員ページで、IPv6 IPoEとIPv4 over IPv6が申し込み済みかを確かめる。
- ルーターがそのサービスに対応しているかを、メーカーの対応リストで調べる。
- 対応しているのにPPPoEのままなら、プロバイダかメーカーの案内に沿って設定を見直す。
バッファローが公開している対応確認済みリストには、v6プラス(MAP-E方式)、transix(DS-Lite方式)、OCNバーチャルコネクト、クロスパス、v6コネクトなどのサービス名が並んでいます。契約中のサービス名がわかれば、ルーターの対応も調べやすくなります。
ただし、IPoEにすれば必ず速くなるわけではありません。NTT東日本は、網終端装置だけでなく、VNEの設備やバックボーン回線(基幹となる回線)も混雑の原因になりうるとしています。夜に混むのはVPNサーバーも同じです。Surfsharkは、時間帯によってサーバーへの接続数が変わり、負荷が高まると速度に影響すると説明しています。
国内で使うなら東京か大阪の近いサーバーを選ぶ
日本国内で普段使いするなら、東京か大阪など現在地に近いサーバーを選ぶのが基本です。距離が延びるほど遅延が増えるためです。同じ東京でも混んでいるサーバーは避け、負荷の低いものを選びます。
ExpressVPNは、現在地に近いサーバーを選ぶと遅延が抑えられ、通信速度が向上すると説明しています。NordVPNのヘルプにも、現在地から遠く離れた国につなぐとping値が高くなることがあると書かれています。自動で接続して遅い場合は、現在地に最も近い国を手動で選ぶようNordVPNは案内しています。
| VPN | 日本の接続先 | 公式情報のポイント |
|---|---|---|
| ExpressVPN | 東京都内(東京、渋谷)、横浜、大阪 | 近いサーバーほど遅延が抑えられると説明 |
| NordVPN | 東京、大阪 | 遠い国ではpingが高くなりやすいと案内 |
| Proton VPN | 東京、大阪(50台以上) | アプリにサーバーの負荷を色と数値で表示 |
| Surfshark | 東京(80台) | サーバーまでの距離が速度に影響すると説明 |
同じ都市にも複数のサーバーがあります。Protonは、ネットワークの問題を避けたいときは、サーバー番号が10以上離れたサーバー(例:#1から#21)に切り替えるよう案内しています。Protonのアプリではサーバーごとの負荷が色で示され、緑は負荷が低く、赤は過負荷の状態です。
Protonは独自の速度改善機能「VPN Accelerator」を、すべてのアプリで初期設定から有効にしています。長距離による速度低下を和らげる効果が特に大きいというのが、Protonの説明です。無料のProton VPN Freeは接続先を選べないため、このページのよくある質問で補足します。
速度重視ならWireGuard系かLightwayを選ぶ
速度を重視するなら、プロトコル(通信を暗号化してやり取りする方式)はWireGuard系かLightwayを選ぶのが近道です。OpenVPNでは、速さを優先するUDPを選びます。確実さを優先するTCPは遅くなりやすいため、不安定な回線でつなぎたいときの予備と考えます。
NordVPNは、WireGuard(VPNプロトコルの一つ)を土台にした独自方式NordLynxについて、OpenVPN(同じくVPNプロトコルの一つ)などよりはるかに高速だとしています。Protonも、通常はWireGuardが最速で、WireGuardとOpenVPNのどちらでもUDPのほうがTCPより速いと書いています。ExpressVPNは独自方式Lightwayについて、より速く、バッテリー消費を大幅に抑えるよう設計したと紹介しています。
| 方式 | 使えるVPN(例) | 各社の説明 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| WireGuard系(NordLynxなど) | NordVPN、Proton VPN、Surfshark、CyberGhost、PIA、IPVanish、TotalVPN、ExpressVPN(独自版のWireGuard) | 通常は最速(Proton)、OpenVPNより高速(NordVPN) | 普段使い、動画、ゲーム |
| Lightway | ExpressVPN | 速く、バッテリー消費が少ない設計(ExpressVPN) | 普段使い、スマホでの長時間利用 |
| OpenVPN UDP | 8社すべて | TCPより速い(Proton) | WireGuard系が使えない環境 |
| OpenVPN TCP | 8社すべて | 安定性重視で、UDPより遅くなりやすい | 不安定な回線、UDPが通らないネットワーク |
| IKEv2 | 8社すべて | OpenVPNより速度を出しやすい方式の一つ(Surfshark) | WireGuard系が使えないときの選択肢 |
NordVPNのWindowsアプリでプロトコルを変える手順
- NordVPNアプリを開き、右上のプロフィールアイコンをクリックする。
- 「設定」をクリックし、「接続」を開く。
- プロトコルを1つずつ切り替え、そのたびに速度を測って比べる。
NordVPNのヘルプは、速度が遅いときの手順の一つとして「ポスト量子暗号」(量子コンピューターによる解読を想定した暗号化)をオフにすることも挙げています。オフにするとその分の保護はなくなります。速度が戻るかを確かめる切り分けとして使い、必要なら元に戻すのが無難です。
Wi-Fiの周波数帯とルーターの置き場所を見直す
VPNを切っても遅いときは、まず自宅のWi-Fiを見直します。周波数帯の選び方とルーターの置き場所で電波の届き方が変わり、VPNの速度もその影響を受けるためです。
Wi-Fiルーターは2.4GHz帯と5GHz帯、機種によっては6GHz帯の電波を出しています。バッファローは、必ずしも5GHz帯や6GHz帯のほうが速く安定するわけではないとしています。ルーターから離れた場所や別の階では、2.4GHz帯のほうが安定する場合があるそうです。
| 周波数帯 | 長所 | 短所 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 6GHz帯 | ほかの無線との干渉を受けにくく、高速通信が可能 | 壁や天井に弱く、距離で電波が弱くなりやすい | ルーターと同じ部屋での動画やゲーム |
| 5GHz帯 | ほかの無線との干渉が少なく、通信が安定しやすい | 壁や天井に弱く、離れると電波が弱くなりやすい | ルーターに近い部屋での大容量の通信 |
| 2.4GHz帯 | 5GHz帯より電波が遠くまで届く | 電子レンジやBluetooth機器と干渉しやすい | ルーターから離れた部屋や別の階 |
置き場所も大切です。NEC Atermのサポートは、棚の中など遮るものがある場所を避け、見通しのよい場所に置くよう案内しています。2.4GHz帯を使っている場合は、電子レンジやコードレス電話、Bluetooth機器をルーターから離すことも挙げています。
- ルーターに近い部屋では5GHz帯か6GHz帯、離れた部屋では2.4GHz帯を試す。
- 有線LANが使える端末は、LANケーブルで接続する。Surfsharkも、有線のほうが速く安定することが多いとしています。
- ONUとルーターの電源を入れ直す。
- 端末をルーターに近づけ、間に障害物がないかを確かめる(Microsoftのサポートが挙げる確認項目)。
- クラウドへのバックアップや大きなダウンロードなど、通信量の多いアプリを止める。
ルーター自体にVPNを設定している場合は、ルーターの処理能力も速度に関わります。テレビなどアプリを入れにくい機器でVPNを使う方法は、テレビでVPNを使う方法で説明しています。
通信量の多いアプリはスプリットトンネリングでVPNから外す
VPNが要らないアプリやサイトがあるなら、スプリットトンネリング(アプリやサイトごとにVPNを通すかを選ぶ機能)で外すと、その通信は元の回線の速さで使えます。ただし、外した通信は暗号化されない点に注意が必要です。
Surfsharkによると、VPN接続では速度が落ちる場合がありますが、スプリットトンネリングで暗号化の対象から外したアプリは本来の性能で使えます。たとえば、自宅で見る国内の動画アプリや、OSやゲームの大きなアップデートなど、VPNで守る必要が薄い通信を外す使い方です。
| VPN | 対応している環境 | 設定の場所 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| NordVPN | Windows、Android、Android TV(Linuxは許可リストで代替) | アプリの設定>スプリットトンネリング | アプリ単位で除外する |
| Proton VPN | Windows、Mac(実験的、除外のみ)、Linux、Android、Android TV、ブラウザ拡張機能 | アプリの設定>スプリットトンネル | 有料プランのみ。Windows以外ではキルスイッチ(VPN切断時に通信を止める機能)と併用不可 |
| Surfshark | Windows、macOS、Android、iOS | 設定>VPN設定>Bypasser | iOSはサイト単位のみ |
外した通信はVPNを通らないため、暗号化されず、普段のIPアドレスで相手に届きます。ホテルや駅など公共のWi-Fiでは、すべての通信をVPNに通しておくほうが安心です。公共Wi-Fiでの使い方は公共Wi-FiとVPNのガイドで説明しています。
NordVPNとProton VPNのヘルプが挙げる対応環境に、iPhone(iOS)は含まれていません。iPhoneで除外設定を使いたい場合、上の3社ではSurfsharkがサイト単位で対応しています。iPhoneの設定全般はiPhoneでVPNを使う方法をご覧ください。
速度はVPNありとなしを同じ条件で何度か測る
VPNの速度は、VPNなしの速度と同じ条件で比べないと判断できません。同じ端末、同じ場所、同じサーバーで、時間帯を変えて何度か測り、全体の傾向を見るのが確かな比べ方です。
- 動画アプリやクラウドの同期など、通信量の多いアプリを閉じる。
- VPNを切った状態で、速度測定サイトやアプリで下り・上りの速度とpingを測る。
- VPNアプリで東京か大阪のサーバーに接続し、サーバー名とプロトコルを控える。
- 同じ測定サイト、同じサーバーのまま、もう一度測る。
- 昼と夜など時間帯を変えて、それぞれ3回ほど繰り返す。
- VPNありとなしの差が大きい時間帯や条件を探す。
Surfsharkも、VPNなしで基準の速度を測り、VPNをつないでから同じツールで測り直す手順を紹介しています。NordVPNのヘルプは、手順を1つ進めるごとにspeedtest.netで速度を確認するよう書いています。何が効いたのかがわかるように、設定の変更は1回に1つずつにしましょう。
測る前に、VPNが本当に日本のサーバーにつながっているかも確かめておきます。当サイトのVPN接続チェックでは、表示されるIPアドレスと所在地、WebRTC(ブラウザの通話機能)を通じたIPアドレスの漏れなどを確認できます。このツールに速度の測定機能はないため、速度は別の測定サイトで確認してください。
VPNの速度は、回線や地域、時間帯が違えば結果も大きく変わります。ほかの環境で測った数字よりも、自分の回線で、自分が使う時間帯にVPNありとなしを比べるほうが確かです。
試しても遅いままならサポートに記録を送る
近いサーバー、別のプロトコル、Wi-Fiの見直しを試しても遅いままなら、測った記録を添えてVPNのサポートに連絡します。サーバー側の不具合や混雑は、利用者の設定では直せないためです。
- 接続したサーバー(都市と番号)とプロトコル
- VPNありとなしの速度、測った日時
- 端末とOSのバージョン、VPNアプリのバージョン
- 回線の種類(光回線のPPPoEかIPoEか、モバイル回線か)と、Wi-Fiか有線か
NordVPNは日本語ヘルプからライブチャットとメールで問い合わせができ、メールには24時間以内に返信するとしています。Windowsアプリには、「ヘルプ」メニューから「診断を実行」する機能もあります。Protonは、速度が落ちているサーバーがあれば、どのサーバーかを知らせてほしいと呼びかけています。
サポートに相談しても改善しない場合は、返金保証の期間内に解約する選択肢もあります。NordVPN、Proton VPN、Surfsharkは30日間の返金保証を設けていますが、対象となる条件は各社の規約で確認してください。これから選ぶ、または乗り換える場合は、速度に関わる機能の面で次の3社が候補になります。
NordVPNNordLynxと東京・大阪
WireGuardが土台のNordLynxを使え、接続先は東京と大阪。WindowsとAndroidで除外設定も可能
€3.49/月(約620円)
Proton VPN負荷を見て選べる
サーバーの負荷を色で表示し、東京・大阪に50台以上。VPN Acceleratorは初期設定で有効
€3.49/月(約620円)
SurfsharkiPhoneでも除外設定
WireGuardに対応し、東京に80台。Bypasserでサイトを除外でき、iOSにも対応
€2.49/月(約440円)
各社の詳しい情報は、NordVPNのレビュー、Proton VPNのレビュー、Surfsharkのレビュー(いずれも英語)で確認できます。日本で使うVPN全体の比較は、日本向けVPNの比較をご覧ください。
よくある質問
- VPNを使うと、オンラインゲームのpingは上がりますか?
- 上がることがあります。NordVPNのヘルプには、現在地から遠い国のサーバーにつなぐとping値が高くなることがあると書かれています。国内のゲームなら東京か大阪のサーバーを選び、Protonがゲームに向くとするUDP系の方式を使うのが基本です。それでも遅延が気になる場合は、スプリットトンネリングでゲームをVPNから外す方法もあります。
- VPNをつなぐと動画が止まるのはなぜですか?
- サーバーの混雑や距離、Wi-Fiの電波の弱さで速度が足りないことが主な原因です。近いサーバーに替え、ルーターの近くでは5GHz帯を使ってください。また、Netflixは、VPNの使用がエラーなどの問題を起こす場合があるとし、広告つきプランではVPN経由の視聴に対応していないと案内しています。
- 有料のVPNなら、無料より速いですか?
- サービスによりますが、Proton VPNは有料プランのほうが全体的に速いと説明しています。無料ユーザーにも速度制限はないとしたうえで、有料のPlusサーバーは規模が大きく負荷が低くなりやすいこと、多くが10Gbpsのネットワーク上にあることを理由に挙げています。ただし、元の回線の速さを超えるわけではありません。
- VPNを使うと、逆に速くなることはありますか?
- 場合によってはあります。Protonによると、VPNを経由すると通信経路の途中で起きている問題を迂回でき、特定のサイトへの接続が一時的に速くなることがあります。ただし、いつもそうなるわけではないため、速度を上げる目的だけでVPNを使うのはおすすめしません。
- iPhoneでだけVPNが遅いときは、どこを確認すればいいですか?
- Wi-Fiとモバイル通信を切り替えて比べ、省データモードがオンになっていないかを確認します。Wi-Fiは設定>Wi-Fiで接続中のネットワークの情報ボタンから、モバイル通信は設定>モバイル通信>通信のオプションから変更できます。詳しくはiPhoneでVPNを使う方法をご覧ください。
- ルーターにVPNを設定したら、家じゅうが遅くなったのはなぜですか?
- ルーターの処理能力が暗号化に追いついていない可能性があります。ルーターメーカーのGL.iNetは、暗号化と復号の処理で接続が遅くなりうるとして、VPNの速度を上げたい場合は処理能力の高いCPUの機種を選ぶよう案内しています。端末ごとにVPNアプリを入れる方法と比べて検討してください。
- Proton VPN Freeが遅いとき、サーバーを選び直せますか?
- 国や都市を指定して選ぶことはできません。Protonによると、Freeプランではまず現在地で最速の無料サーバーにつながり、変更すると次のサーバーはランダムに選ばれます。無料サーバーのある国には日本も含まれますが、変更のたびに待ち時間があり、接続先を選ぶには有料プランが必要です。
順位の決め方
このページで紹介するVPNは、記事のテーマに合う機能(対応するプロトコル、アプリの設定、返金保証)を各社の公式情報で確認して選んでいます。 評価方法の詳細(英語)
このページの出典(27件)
- 総務省「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・試算」(2026年5月時点の集計結果、2026年8月31日公表)
- NTT東日本「IPoEとは?PPPoEやIPv6、IPv4との違いを比較」(法人向けコラム)
- バッファロー「IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)対応確認済みリスト」
- バッファロー FAQ「Wi-Fiルーターの周波数帯(6GHz帯/2.4GHz帯/5GHz帯)の違いについて」
- NEC Aterm サポート「インターネットに接続したが通信が安定しない」
- Microsoft サポート「Windows での Wi-Fi 接続の問題を解決する」
- Apple サポート「iPhoneやiPadで省データモードを使う」
- GL.iNet ルータードキュメント「VPN 速度が遅い理由」
- NordVPN ヘルプセンター「WindowsでNordVPNを使用すると、インターネットの速度が遅くなります」
- NordVPN ヘルプセンター「NordLynxとは」
- NordVPN ヘルプセンター「スプリットトンネリングの概要と使い方」
- NordVPN 国別サーバー一覧(公式API、日本:東京・大阪)
- Proton VPN サポート「VPN接続速度の仕組みと向上方法」
- Proton VPN サポート「サーバー負荷、パーセンテージ、色についての解説」
- Proton VPN サポート「UDPとTCPの違いは何ですか?」
- Proton VPN サポート「スプリットトンネルの使用方法」
- Proton VPN サポート「Proton VPN Free planをご利用中のお客様がサーバーを変更する方法」
- Proton VPN「日本向けの高速接続のVPN」(東京・大阪のサーバー)
- Surfshark ブログ「VPNは速度に影響しますか?」
- Surfshark ブログ「VPN速度テスト」(測り方と時間帯の影響)
- Surfshark「VPNスプリットトンネリング」(Bypasser)
- Surfshark「日本のVPN」(東京のサーバー)
- ExpressVPN「VPNサーバーリスト」(日本:東京、渋谷、横浜、大阪)
- ExpressVPN 日本語公式サイト(Lightway、スプリットトンネリング、近いサーバーの選び方)
- Netflix ヘルプセンター「VPNまたはプロキシを使用しているようです」と表示される
- ExpressVPN「最適なVPNプロトコルとは?」(Lightway、WireGuard、OpenVPN、IKEv2)
- BIGLOBE FAQ「v6プラスで、利用できないサービスはありますか」